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2008年08月06日

たどりつけないところ

お袋が長期療養型の病院へ転院することになりました

休職中だし、またあの恐ろしいお盆も待っているし
あわただしい8月になりそうです。


こないだ久しぶりにたまんの会長にあったときに
会長も数年前まで、長く親御さんの看護をされたそうですが

会長は親の看護が楽しかったそうです


曰く


「親が倒れたからこそ二人きりでゆっくりできますね
食事の世話をして、病院でシャワーを浴びて
病院で寝て、遅くまで親と語り合って 楽しかったですよ」


そんな前向きな会長の看護体験を聞いて
こういう考え方もあるんだ

会長の話を聞くとなんだか元気になるなあ


と思って家路に着いたわけですが
ひとりになってゆっくりといまの状況を考えてみると
やはり僕はそんなドライに考えられないなあ・・・・
とふさぎこんでしまいました




いまでも思い出します

僕は東京に住んでいたころ
電話で毎日のようにお袋を責め続けました


どうして12歳の俺を長崎にやったんだ と

どうしてこんなにどうでもいい学部にいるかわかるか? と

親のいいなりで人生を決められるのはごめんだ と

とりあえず大学に入って親との約束は果たした と

俺は俺で人生を決める 飯が食えなくてもかまわない と


そんな僕の悪魔の罵声にお袋は
電話を切ることもなく毎夜毎晩ずっと聞いていました
ひどい喘息もちで時々痰を吐き出すお袋にもかまわず
僕はありったけの憎悪をぶつけました


だから倒れたのは結果的には脳内出血となっていますが
この僕にも原因があるんじゃないかと思っています


後遺症でからだの全身が麻痺し
耳も目も聞こえなくなり

そしていまでは植物人間になってしまいました


いったい僕はお袋とどう向き合えばいいのかわかりません


ただいまの願いは、植物人間になったいま
痛みもなく、ゆっくりと心静かに
すごしていることを祈るばかりです


お袋以上の偉大な人はいないと思います




よく うちなーんちゅってみんなアーティストだよねえ
ということを耳にします

いわくみんな個性があって 結婚式の余興もおもしろいし
カチャーシーもエイサーも盛んで、伝統行事も豊かだし
みんな気づいていないだけですごい才能を持っているんだそうです


でも 僕はそんなの嘘だと思います


お袋はものすごい才能にあふれていました

歌も上手で、文筆の才能にあふれていたし
自分の服は全部自分でデザインしました
カチャーシーもうちなーぐちも上手だったけれど
でも人前でひけらかすことは絶対にしませんでした


お袋は僕と弟に人生のすべてを注いだのです

自分でパフォーマンスする暇があったら
息子と家族の安泰にエネルギーを注いだほうがいい
と生きた人でした


だからそんなお袋のたどり着いた場所が
ここだというのが僕はとても悲しいし、悔しい


僕がいまやっていることなんて糞だなあ といつも思います


この思いは僕が生きている限りどこにもたどりつけない場所です











































Posted by 山田ばさらよっしー at 15:07