
2010年03月09日
いさぎよく死ねるか

うちの親父の嫌われ様は異常だ
肉親としてみるととても苦しい状況だけれど
客観的に俯瞰してみると
ここまで徹底的に嫌われるとアッパレな感じさえする
どうしてここまで嫌われているのか?
借金?
嘘?
態度がでかいから?
いろんなことを考えてみるんだけど
どう考えたって
それだけではあんなに嫌われない気がする
もう一度言うけれど
嫌われ方があまりにも徹底しすぎている
そこで僕はある仮説をたてた
もしかしたら
親父は昔とても好かれていたんじゃないかと
親父の人柄 親父の夢にほれこみ
親父の人生に投資をした人がごまんといたんだと
だからこそ親父の仕事がだめになった時
あんなにあんたに賭けていたのに
俺を裏切ったんだな
許せない
と みんな思ったのかもしれない
これはあくまで仮説
でもそう思うと
いま起こっていることがしっくりくる
僕はそういう人を
親父以外にも何人か知っている?
心から惚れていたからこそ
その反動もまた大きい
もういつだったかは忘れたけれど
親父に土下座した
「お願いだから」
もうこの仕事から手をひいてください
これ以上続けると家族がもちません
一生かけて借金を返してゆきましょう
と深く頭を下げた
親父はそれでもやめてくれなかった
親父はアッパレだ
だから僕はいまの親父に言いたい
いさぎよく死ね
それが親父に夢を預けた人たちへのつぐないじゃないか?
夢を預けた人たち全員に土下座しなさい
そしてわずかでも
借金を返してゆく姿勢を見せろ
そして最後は 潔く死ね
みんな親父が好きだったんだぞ
親父の起こっている状況は他人事ではない
僕のことを信頼してくれている人がいる
僕の夢に一緒に飛び乗った人がいる
僕の言葉 歌に感動してくれる人がいる
僕はその人たちにできるだけ誠実でありたい
Posted by 山田ばさら at 11:18